里山の中にひっそり佇む温泉へ出かけた。
石川町の端っこにある、
塩の沢温泉。
ラジウム温泉の、ほんとに小さな温泉宿で、湯治場でもあるらしかった。
道がわかりづらくて、途中で農作業をしているおじさんに尋ねたら、「あ、すぐそこだよ。新しくなったんだよー」とニコニコしながら教えてくれた。
なるほど、中は古民家風の造りだけど、すごくきれいな建物だった。
入り口のところにある水場に近づいたら、小さな小さな蛙さんが!
5㎜くらいかなー。
こないだも、うちの庭の隅っこで見たんだよね。
かわいい!子どもー?・・・って、蛙は子どもじゃないよね、とひとり突っ込みをしながら。
この子、ずっと動かず。
お湯はやや固めな感じだけど、とにかくあたたまって、つらい首・肩もほぐれた感じがした。
気温は高くて暑いはずなのに、首だけが冷えていたので、よけいにそう感じたのかもしれない。
他のお客さんはいなくって、貸切状態。
「あったまったー」とか言いながら出てくると、玄関の前の草にイナゴ?
これまたかわいいー。
人もいないし、山の中だし、鳥の声・風や水、風の音がするだけで、少しの時間で結構くつろげた。
穴場の湯治場だ。
ちょっと遠回りになったけど、帰りに地元の総氏神様に立ち寄る。
輪抜けをして、参拝。
今年も半分過ぎたところで、気持ちもリセット、そしてこれまでの感謝を。
不安は尽きないけど、人生なるようにしかならないのさ、と思えるようになってきた感謝、かな。
緑にも勢いを感じる。
境内に置いてあった、ご神木の芽吹きをいただいてきた。