竹林を横目に歩く。
北東北にはこのタイプの竹が育ちにくいらしくなかなか見られないので、なんだか懐かしくもあり。
蛇苦止堂。
北条政村の娘が北条氏に滅ぼされた比企一族の娘・若狭局にのろわれ、蛇のようになったのを加持祈祷でなんとかおさめ、その後、若狭局を祀るために建てられたとのこと。
すぐそばには若狭局が自害したという井戸があった。
奥には沼があって、その真ん中の石のようなものの上にカモさんが。
カメラを向けても動かないのだった。
小さなお社に、並ぶ祠、祀られた井戸、そして沼。
一人、息を飲み込みつつお参り。
古都の裏道には、栄枯盛衰の空気がずっと残っている。
でも、ここも住宅街。
あ、どこの猫ちゃんかな?
実は上の写真の端っこにいました・・・(アップする時に気が付いた)
ふわふわしっぽ、かわいいね。
向かいのお宅に入っていった。
ちょっと行くと、大きな木がはえてる脇道が。
うずうずしたので入っていった。
視界に、美しい緑の光景が入ってきた。
妙本寺に続く道だったのだ。
ぱっと広がった青空に二分咲きの桜。
ほれぼれ。
お寺の参道と一体化した森の景色と空気にうっとりして、ついついカメラを向けるのを忘れていました・・・
頭に残った風景、薄れませんように。