雨の1日の終わり。
雨上がりの夜、家の前に出てみたら、霧の中に街頭が浮かんでいた。
確実に春は近づいてきてるのだけれど、その歩幅はとても小さい北東北。
こんな日は、セーターも暖房器具もまだしまえない。
いつだったか、地球を写した衛星写真を見て衝撃を受けたこと。
それは、闇の中で日本だけが一番明るく浮かんでいたこと。
それ以来、これで良いはずがないっていつも頭のどこかで思っていた。
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あれからずっと、いろんな思いが巡っています。
7日の余震が来た時は、すぐに停電が始まり、真っ暗な中 家を飛び出しました。
吠えるくるをなだめながら、あの日の最初の揺れよりも長く恐怖を感じていました。
内陸側なので津波の心配はないのですが、町が壊れるんじゃないか? 太平洋側はどうなっているんだろう?
その間、いろんなことが駆け巡りました。
幸い今回は、周辺のライフラインは翌日復旧しました。
ある程度の制限はあっても、普通の生活ができています。
非難セットを玄関に置いて、寝る時は懐中電灯をパジャマのポケットに入れて寝ています。
特に悲しいのは、明らかに人災である原発の事故で被災している動物たちなどの生き物たちのこと。
大事に育てたのに廃棄になってしまった野菜の山を見たとき。
空気、土、水をおかされてしまった地球のことを考えたとき。
つい、人間である自分を責めてしまいます。
こんな言葉を使ってしまうことも正しいのかどうかわかりませんが・・・
ただ、ここで自分なりに、見逃せばあっという間に行き過ぎてしまうような大切なものや、大切なくるの姿をアップできる暮らしをしていることに感謝しています。